内容紹介
「少年。せっかくだし、少し話そうよ。」
これは、少年と彼女の、二人だけの時間。とあるひと夏の出来事。
田舎から上京してきた少年は、都会の波に飲まれていた。
多すぎる人たち、田舎と都会の違い、価値観の違う友人たちに合わせながら大学生活を送る
日々。 ストレスを解消できる方法も思いつかないほど、疲弊していた。
夜も眠れずホームシック。心も体もボロボロだった。
ある夏の夜。深夜23時。今日は比較的涼しいし風もある。ベランダに出よう。
どうせ今日も眠れないんだし。
…ふと、風にのって右隣から煙草の甘い香りがした。
顔をそちらにやると、パチリ。目が合った。
目が合って数秒。「彼女」は微笑みながら言葉を紡いだ。
「やあ、いい夜だね。」
あまり見かけない見た目の彼女に心臓が高鳴る。
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