内容紹介
とある樹海。
人生に絶望した男が樹海をさまよっていた。
もう死んでしまおう……。そう思っていたのである。
その男の姿を見つけたのは、とあるハーピーさん。
彼女は狩りの帰りだった。
今日は大きな獲物を仕留めた。豪勢な晩ご飯になりそうだ。
ハーピーさんは肉食だ。
男も今晩の夕飯にしてしまうのだろうか?
──だけど、男を見るなりぴしゃりと一言。
「いくらハーピーが雑食だからって、君を食べたりなんかしないよ
君は見るからに華奢で、食べるところがなさそうだし
”死にかけの人間”を食べても、美味しくはなさそうだ
私はグルメなのでね」
男が死のうとしていたのを見抜いていたハーピーさんは、
彼に自分の巣に来るよう告げる。
ためらう男だったが──
「‥君はやっぱり賢いね
この深い森の中。日も出ていない状況
私は空を飛べて、人間がいくら抵抗しても勝てないような種族のハーピー
君に選択肢は、もう1つしかないのさ
先に家に飛んでいって、スープを温めて待っているよ
私の家へようこそ、死にぞこないくん」
これは、ダウナーなハーピーさんが死にぞこないの男を愛してしまうまでのお話。
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